2010年8月12日木曜日

『長江にいきる』(3)

連日続く猛暑の日々、お変わりなどありませんでしょうか。
そんな暑い日々の中で台風がやってきたこの瞬間にブログを書くなんて、何か感じられずにはいられません!
なんで私の回なのかねぇ。

少々のお時間おつきあいくださいませ。

ブログリレー、今回担当させていただきます鴇田と申します。
ヤマガタin立教にお越しいただいた方には、何度かお目にかかっているやもしれませんね。
顔の主成分がメガネの者です。

『長江に生きる』を上映したのも、もう一ヶ月も前になるんですね。
月日は早いものです。
私がここで取り上げさせていただくのは、私たち運営委員の年代に近い、学生の方の感想です。


ビンアイさんの頑張っていらっしゃる姿をいろんな表情から撮っていらして凄いと思いました。
ビンアイさんのたくましい姿、母としての優しい姿は尊敬すべき姿だと思いました。
(19歳 女性)


私は『長江に生きる』を二回観ましたが、やはり一番印象に残るのが、母としてのビンアイさんの姿でした。
表情であったり、言葉であったり、お子さんの靴を縫うシーンはまさに”母”であり、”ふるさと”であると思うのです。
私は実家を出てからこの方、まともに帰省したことがないのですけども、この作品に出会って、今年こそはきちんと帰省しようと深く猛省した次第です。
非常に個人的な話で申し訳ないのですが(笑)
しかしビンアイさんに母の姿を重ねて見られた方も、少なくともいらっしゃったのではないかと感じております。

正直申しますと、私はいつも撮り方だの姿勢だの煩く好き勝手言いまくるとんでもなく無礼な人間なのですが、この作品にはあまり言う気にならなかったんです良い意味でですよ!
なんと言いますか、一言で申しますと

「あ、敵わない」

なんです。
いえ本当に。

皆さまは、ご自身のお母さんを暖かな声で「母さん」って呼んだ記憶はございますか?
それさえあれば何も要らない、とビンアイさんは言いました。
母の心は愛で一杯でした。
そのことが映像からひしひしと伝わってきます。
心痛くなるようなニュースばかりで世界は埋め尽くされているのではないのですね。
また、中国政府の政策の酷さを確かにこの作品を伝えてきます。
大声で怒声を浴びせ合うシーンではスピーカーの音が割れちゃいましたしね(笑)
しかしやはり映したかったのは、ビンアイという一人の女性、母親の姿であったのだろうと思います。
そうでなかったとしても、私はこう感じたのです!
これが大事ですね!(笑)

この感想を書かれた方には、いつかどこかで呑み語りしたいです。
映画を観て。
感想を交わしあう場の面白さ、日々痛感しております。
これも皆さまのお陰、有難うございます!!

さて長くなりましたが、ここまでお付き合いいただき心から感謝致します。
次回の更新は月曜日です。
また違う運営委員が登場致しますので、お楽しみに!!

鴇田

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