2009年12月19日土曜日

◎第4回上映会◎

【日時】

20091215日(火)17:00-20:10

【会場】

立教大学新座キャンパスN636(ロフト2)教室

【上映作品】

『イラクーヤシの影で』

『私と運転席の男たち』


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はじめまして!運営委員のひげのと申します。

今年で3年生、シュウカツという恐ろしい世界に歩を進め始めている今日この頃です。


さて、今年最後の上映会ですが、まったくタイプの異なる作品を二本立てで上映しました。


『イラクーヤシの影で』は、ディレクターが自分の目で見たイラク、世界中のメディアが報道しなかった街の姿が記録された作品でした。個人的にはオバマ政権になった現在でも観られるべきフィルムだと思いました。


『私と運転席の男たち』は50歳のユダヤ人女性が自らの恋愛遍歴を車の助手席から振り返るという私的なドキュメンタリーで、作家の個性の強さに好き嫌いが分かれそうな作品でした。


ドキュメンタリーの多様性という点では、刺激的な内容だったのではないでしょうか。


しかし、残念ながらキャンパス内でイベントが重なったことなどもあって、お客さんが全然集まらず、作品にも申し訳ないさみしい結果となってしまいました。次回以降の運営に今回の反省点を活かせるよう、前向きに考えたいと思います。


『イラクーヤシの影で』の上映後、池谷薫教授と萩野亮さんによるトークを行いました。作品における作家と被写体(イラク/アメリカ)との距離感や爆撃後に生活が一変する人々の表情や言葉などについて語られ、

「戦争は怖くない」と言う女子学生や爆撃が行われた後にも登場してくる新聞売りの男性の姿など印象的に映った場面についても触れられていました。


また、10月に開催された今年の山形国際ドキュメンタリー映画祭についても話が及び、3度目の参加だったという萩野さんは今年の印象として「以前と比べると低調だった」としながらも「これまであまり扱われることのなかった恋愛を題材とする作品も増え、今、ドキュメンタリーは過渡期にあると言えるかもしれない」とも述べられていました。


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5回上映会は、2010119日(火)に開催予定です。

詳細が決まり次第、アナウンスさせていただきますのでお待ちくださいませ!

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