2010年9月23日木曜日

講演会のお知らせ。「ポル・ポト時代の大虐殺、癒えない傷、和解への道」

こんにちは。
いま外は雨が降っています。
信じられない暑さが続いた今夏も、この雨が降りやんだら不意に何処かに去りゆき、秋がやってくるそうです。そしてきっと瞬く間に冬へ、季節は巡りますね。

さて、カンボジアの旧ポル・ポト政権による大虐殺、今もなお残るその傷痕を鋭くえぐった鬼才リティ・パニュ監督の『S21』をこちら「ヤマガタin立教」で上映して記憶に新しいところですが、
10月23日にこのポル・ポト時代の大虐殺に関する公開講演が立教大学池袋キャンパスにて開かれます。
収容所であったトゥール・スレンからの数少ない生還者の方、また現在のカンボジアで紛争予防・村落開発活動をしている現地NGO代表の方が講演されるそうです。

その概要をこちらに転載いたします。
(転載元:
http://aiic-rikkyo.org/activities/seminar/2010/1023.html
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平和研究ユニット 公開講演会

170万人から200万人を虐殺などで死に追いやったといわれるカンボジアの旧ポル・ポト政権に対する特別法廷が、30年余りの時を経てようやく動き始めている。今回の公開講演会では、昨年6月にこの特別法廷に証人として自らの虐待や拷問の体験を証言した残り少ない生き証人チュム・メイ氏(79歳)を招聘し、ポル・ポト時代の「人類規模の犯罪」とは何だったのか、今なお後遺症に苦しむカンボジアの人々と私たちはどう向き合ったらよいのかなどを検証したい。

あわせて、そうした癒えることのない過去の記憶を抱きつつ、ポル・ポト支配地域のなかで最後まで戦闘地域だったシェムリエップ州北部の農村地域で、現在、住民組織づくりを通して紛争予防・村落開発活動をしているカンボジア現地NGO代表ケップ・カンナロ氏を招聘し、過去をふまえた現在のカンボジアの平和づくりについて学びたい。

テーマ
ポル・ポト時代の大虐殺、癒えない傷、和解への道
~トゥール・スレーン収容所生き証人の訴えとカンボジアNGOによる草の根平和づくり~
日 時
2010年10月23日(土) 13:30~17:00
会 場
主 催
立教大学AIIC(平和研究ユニット)
共 催
東京大学大学院総合文化研究科付属グローバル地域研究機構(IAGS)持続的平和研究センター(RCSP) およびドイツ・ヨーロッパ研究センター(DESK)、カンボジア市民フォーラム
後 援
国際協力NGOセンター(JANIC)、障害分野NGOネットワーク(JANNET)、アジア保健研修所(AHI)、非暴力平和隊・日本(NPJ)、東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム(HSP)科学研究費補助金・基盤研究A「近代世界におけるジェノサイド的現象に関する歴史学的研究」、上智大学アジア文化研究所、立教大学大学院キリスト教学研究科 、(財)大竹財団、朝日新聞社
参加費
無料
参加方法参加ご希望の方はこちらのフォームからお申込みください(先着順・定員約200名)。
※メールにて申込みされる場合は、氏名、所属をご記入のうえAIIC事務室宛に送信してください。
お問合せ先AIIC事務室 TEL: 03-3985-4671

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文責:ササキユーイチ

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