みなさま、
明けましておめでとうございます。
新たな年の予感に満ちた空気を吸いながら、いまこうしてお手紙しています。
お天道さんがもうすこしで顔を出すでしょう。
さて、「ヤマガタin立教」が今年第一にみなさまにお届けしたい映画は、
愛に満ちた素晴らしい映画です。
映画の名は『ちづる』、私たち運営委員のひとり赤崎正和の初監督作品です。
「ヤマガタin立教」番外編、赤崎正和監督『ちづる』完成試写会のお知らせをさせてください。
赤崎正和 第一回監督作品『ちづる』
2011/HDカム/カラー/70分/1:1.66
プロデューサー:池谷 薫(『延安の娘』、『蟻の兵隊』)
――妹のことをどう説明したらいいか、今もわからない。
だから言葉で伝えるかわりに、カメラを向けることにした。――
自閉症の妹・千鶴・・・。
それまで妹の障害に向き合うことを避けてきた兄は、
一年の撮影を通じて妹との距離を、
また自分自身との距離を計りなおしてゆく。
映画のしずかな展開とともに自身のまなざしの着実な変化を跡付ける、
みずみずしく、やさしい家族の物語。
18日(火)15:00/18:30
19日(水)18:30
(開場は、各回上映開始の30分前です。)
※19日の上映終了後、開かれたトークショー開催します。
開かれたトークショー・・・同じ映画体験を共有するものとして、観客同士で映画について語らう、対話の場。
様々な世代、いろいろなバックグラウンドを持った方々が、 それぞれの声で映画を語り、他者の声に耳を澄ます、
映画がさらに開かれていくような、そんな体験がここでは出来ます。
会場:立教大学 新座キャンパス 6号館3階 N636 ロフト2
立教大学新座キャンパスへのアクセス:
東武東上線「志木」駅から徒歩15分
JR武蔵野線「新座」駅から 徒歩20分
両駅よりスクールバス(無料)運行
詳しくは、こちらをご覧下さい。
※お車でのご来場はご遠慮ください。
※志木駅発の「富士見総合グラウンド行き」スクールバスは新座キャンパスには参りません。「立教大学新座キャンパス行き」のスクールバスをご利用ください。
料金:入場無料 申込:不要
問合せ:「ヤマガタin立教」運営委員会
Twitter:@roadtoyamagata
結びに、赤崎監督の『ちづる』制作ノートから引用したいと思います。
これは制作者の赤崎の思いであると同時に、私たち運営委員の思いでもあります。
「この作品は家族や友人や関係者はもちろん、福祉に興味のある人や逆に全くない人、
子どもを持つ親など、なるべく多くの人に観てもらいたいと思っています」
それでは、劇場でお会い出来ますこと心待ちにしております。
運営委員 ササキユーイチ
映画観させていただきました。足を運んでよかったです。感想はブログhttp://bit.ly/gB5QBHにあげましたがこちらにも一言。
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映像の中のちづるさんは綺麗だ。
色白、細身の容姿、あどけなさ。
「(ちづるに)どんなおばさんになって欲しいの」と
兄である監督が母に問いかけるシーンは、
この綺麗なちづるさんが
どうやって生きていけばいいのかという
現実を突きつける。
いや、現実はいつだって目の前にあるのだ。
どこがスタートラインなのかわからないまま
はじまってしまった人生で
なんとなく前だとおもうほう
明るいようにおもうほうへ
歩いてゆくだけだ。
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