\いま、目の前に在るものたち。
すぐに消え失せてしまうだろうものたち。
それらは風に吹かれている。
世界は常に生成の直中にあり、いま生起したものは、次の瞬間にはもう、以前のそれではない。風は止むことをしない。
写真のかなしみは、そこにある。
写真は残る、わたしたちはかわってゆく、わたしたちはもうそこにはいない。
忘却に抗いたいという想いは、映画を撮るものの本性的な欲望なのだろうか。
カメラは記憶する。本当に?
複製技術の芸術であるところの「映画」が、死んだモニュメントとならないためには、上映されるたびに、初めて上映されること。それが必要だろう。
『忘却』上映まで、あと 一日!
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